今日のDQ5 (57)
2005年2月10日 今日の「DQ5」■恐ろしい事態が発生しました。
……DQ5に飽きてきました。
やばい、ヤバイです!
考えてみれば、SFC版もビアンカちゃんを助けてから急激に熱が冷めたのでした!(笑)
実はSFC版ではボス倒してなかったりしてます!
どうするどうなる今後!
いや、日記で文章を書くのはとっても楽しいのだよ?
ただ、リアルでゲームを進めるのが嫌になってきただけで。
■村の怪物 1 (テス視点)
カボチ村編、スタートです。
巻き込まれが基本のテっちゃんの人生ですが、此処まで反抗もなく巻き込まれるのも珍しい気がします。
……もしかして、最強か、カボチ村の親父!
……DQ5に飽きてきました。
やばい、ヤバイです!
考えてみれば、SFC版もビアンカちゃんを助けてから急激に熱が冷めたのでした!(笑)
実はSFC版ではボス倒してなかったりしてます!
どうするどうなる今後!
いや、日記で文章を書くのはとっても楽しいのだよ?
ただ、リアルでゲームを進めるのが嫌になってきただけで。
■村の怪物 1 (テス視点)
ルーラでポートセルミに戻ると、潮の匂いがした。何だか懐かしい気さえする。小さな頃、船に乗って旅をしたせいか、どうもボクはこの匂いに弱い。
「実は昨日、ボクは全然眠れてないから、ポートセルミで一泊してから行きたいんだけど、いいかな?」
ボクが皆に訊ねると、
「ヘンリーと話してて寝られなかったんだろ? しょーもないなあ。寝て来い寝て来い」
なんてスラリンが云うと、皆が苦笑しながら頷いた。
「主殿の健康が第一です。眠ってきてください」
ピエールの言葉にボクは頷きながら欠伸をする。
「本当に眠いや。……ごめんね、オヤスミ」
「まだ昼間じゃよ」
マーリン爺ちゃんの笑い声に見送られながら、ボクはポートセルミの宿へ向かった。
夏が随分近くなってきているせいか、ポートセルミの雰囲気は少し華やかさを増した気がする。道行く人の服装も、前来たときより随分軽いものになってる気がした。
日差しが暑い。
ボクは入り口に一番近い宿に入ると、すぐに部屋をとって夕飯の時間まで軽く眠る事にした。
二階の角の部屋で、カーテンだけ引いてベッドに横になる。本当にすぐに落ちるように寝入ってしまった。
少し騒がしい音に目が覚めた。
カーテンを開けてみると、外はもう随分暗い。
かなり長い時間眠ってしまったらしかった。
「……お腹空いたなぁ」
ボクは欠伸をしながら呟くと、部屋をでる。
確か、一階にショーのできるステージがあるバーがあったはず。
お酒ははっきり云って弱いし苦手だけど、飲まなきゃいいんだし、ご飯がおいしいならそれでいい。
そんなことを考えながら階段をおりていくと、バーの方で騒ぎが起こっていた。
バーの従業員は、騒ぎに慣れているのか全く興味がないみたいだし、宿のおかみさんは迷惑そうな顔をしているだけで止めるつもりはないみたいだった。
ステージは丁度休憩時間に入ったらしく、誰も乗っていない。
皆騒ぎを遠巻きに見ているだけだった。
どうやら、おじさんが一人、血気盛んな感じのごろつき二人に絡まれているみたいだった。
「だから俺たちが退治してやるって云ってるだろ!」
「だからその金よこせ!」
「あんたたちは信用できないだ! このお金は村の皆が出し合った大事なお金だ!」
言い合いはかなり深刻そうな響きを持っている。
おじさんの方は、どうやら何か村ぐるみの大事な使命があるみたいで、そのためにお金を持っているらしい。
ごろつき達はそのお金を狙っているらしい。
なるほど、そりゃ誰も係わり合いにはなりたくないよなあ。
「関わるなー!」
ってスラリンが叫ぶ空耳が聞こえるような気がしないでもないけど、やっぱり、こういう目にあってる人を放っておくわけにはいけなくて。
おじさん、殴られててかなり嫌な感じの音がするし。
「……」
ボクは無言で騒ぎの方へ近づく。
「何だお前は?」
ごろつきの一人がボクに気付いて近寄ってきた。
「なんだ、文句あるのか?」
「おじさん一人に二人がかりっていうのは、卑怯だよ。困ってる人の足元見るようなことは、人として最低だ」
「んだとコラぁ」
ごろつきの一人がボクに殴りかかってきた。
ボクはそれをひょいっと交わすと、おじさんの手を引っ張る。
「おじさん、こっちこっち。ちょっと隠れて」
ボクはおじさんを背中側に回すと、ごろつき二人に向き直る。
「すかした野郎だ、やっちまえ!」
「おう!」
二人は口々に言いながら連携しながら殴りかかってくる。
普段の戦いから云えば、そりゃもちろん話にならないくらい単純で、はっきりいって、弱い。
……こっそりバギマとか使ったしね。
いいんだよ、喧嘩は勝てればそれで。
「おじさん、大丈夫だった?」
逃げていくごろつきはどうでもいいからほうっておいて、ボクは絡まれてたおじさんに声を掛ける。
「ああ、大丈夫だ」
おじさんは顔を腫らしていたから、とりあえずホイミを掛けてあげると物凄く感激してくれた。
「ありがとう! ありがとう!」
「あ、いえ、どういたしまして」
おじさんはボクの手をがっしりと掴んで、表情を輝かせてボクを見る。
「オラ、あんたを見込んで頼みがあるだ」
「……はぃ?」
ボクは呆然と、おじさんを見返してしまった。
おじさんの話によると、おじさんの住んでいる村は、此処からほぼ真南に位置する「カボチ村」というところらしい。
コレまでは、長閑でのんびりしてて、作物も豊富なとってもいい村だったらしいけど、最近怪物が頻繁に現れるようになって困っているらしい。
おじさんは、村の代表としてここポートセルミまで怪物を退治してくれる腕っ節の強い人を探しに来たそうだ。
「あんたなら、安心して頼めるだ! これ、手付金の1500ゴールドだ! 残りは怪物を退治してくれたら払う! 村は南の方だ! 頼んだぜ兄ちゃん!」
おじさんはボクの手をぶんぶんと上下に振ってから、お金を押し付けてそのまま物凄い勢いでバーから出て行ってしまった。
「……え?」
ボクは手元に残った大金をまじまじと見つめながら思わず首をかしげる。
何が何で、何だって?
「おう兄ちゃん、エライ目にあったなあ」
「あ、いえ、まあ、人を助けるのとかは、慣れてます」
ボクは顔が引きつっているのが解りつつも、笑いながら答える。
……まあ、どっちにせよ村にも立ち寄るつもりだったから、いいんだけどね。
そういうことを自分自身に言い訳しつつ、ボクは少し遅めの夕食を食べると、部屋に戻って眠った。
夢も見ないくらい、ぐっすりと眠った。
カボチ村編、スタートです。
巻き込まれが基本のテっちゃんの人生ですが、此処まで反抗もなく巻き込まれるのも珍しい気がします。
……もしかして、最強か、カボチ村の親父!
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