■息子娘とサンチョと、サンタローズの洞窟にもぐってみました。
そして解った新たな事実!
パパスはサンチョのお弁当持ってあの洞窟にもぐってたらしいぞ!
そんなずるい!
ボクにはお弁当作ってくれなかったじゃん!!!(そこか!)

サンチョは結構ほろりとしてたよ。
やっぱりかわいいよこのひと。
なんで5人パーティーじゃないんだろう。
 
 
■友との再会 2 (テス視点)
「テスさん、お久しぶりでございます」
そういって、部屋の奥から出てきたのは、やっぱりマリアさんだった。
シスターの時のような質素な服じゃなくて、綺麗なドレスを着ている。表情もすごく明るくて、キラキラしてる感じ。
「こんにちは、マリアさん。久しぶり。……やっぱり、マリアさんだったんだねえ」
ボクがヘンリー君を見ると、ヘンリー君は盛大に笑った。
「わはははは……! と、まあ、そういうわけなんだ。もしかしたら、マリアはお前の方を好きだったのかもしれないけどな」
ヘンリー君はそういって頭を掻く。
とりあえず、本気でそういうことを考えてないことはわかった。
「まあ、あなたったら」
マリアさんも、ヘンリー君の言った事が本当だとは思ってないみたいで、クスクスと笑っている。
「テスさんには、私などよりもっとふさわしい女性がきっと見つかりますわよ」
そういって、ボクに笑いかける。
「だといいけど」
ボクは肩をすくめて笑ってみせる。

二人が、本当に幸せそうで良かった。
 
「ともかく! テスに会えて本当によかった!」
ヘンリー君は一回手をぱん、と鳴らしてから言う。
「結婚式には呼べなかったけど、せめて記念品を貰っていってくれよ」
「記念品なんて作ったんだ?」
「コレでもオレは王族だぜ? その辺は色々とあるんだよ」
「ふーん。大変だね」
「で、だ。テス、オレの昔の部屋を覚えてるか?」
「うん、東側だよね」
「そう。その、オレの部屋にある宝箱に入れてあるから、取りに行ってくれないか?」
「……何でそんなことになってるの?」
「まあ、単純な宝探しだと思って!」
ボクは助けを求めるようにマリアさんを見た。
「ヘンリー様との結婚式では、ラインハットのオルゴール職人さんが記念品を作ってくださいましたの。……でもどうしてヘンリー様は昔のお部屋の宝箱に入れたりなさったのかしら?」
どうやらマリアさんも事情はよく解らないらしかった。
「わかったよ。取りに行ってくる」
ボクが立ち上がると、ヘンリー君が
「そうそう、昔のオレの部屋、今は太后様が住んでるからな」
「……何それ。もしかしてコレって新手の嫌がらせ?」
「むしろオレの愛。頼むから行ってきてくれよ」
「〜〜〜っ」
ボクはとりあえず「とってもいや」という意思表示をしてから、一度ヘンリー君の部屋をでた。
 
デール君に不思議な顔をされつつ、ボクは昔のヘンリー君の部屋まで歩く。廊下から中庭を見てみると、馬車はちゃんととめられていた。ソレを確認してから、ボクは部屋のドアを叩く。
「開いているぞえ。入るが良い」
中から声がして、ボクは覚悟を決めてドアを開ける。
「あの、失礼します」
中に入っていくと、さすがに太后も驚いたみたいで目を大きく見開く。
「こんにちは。あの、ヘンリー君に言われて、奥の部屋にある宝箱を見に来たんですけど」
「ああ。そういえば少し前ヘンリー殿がなにやらしに来ておったな」
太后はそういうと、ボクに椅子を勧める。
「まあ、ちょっと紅茶でも飲んで行かれよ」
「……」
「そんな顔せずとも、何も入っておらぬ」
太后は扇で口元を隠して笑うと、続けてこう言った。
「一度テスとはきちんと話をしてみたいと思って居ったのじゃ」

そう言われてしまっては、ボクも逃げるわけには行かなくなって椅子に座った。
「ボク、そんなに話すことないですけど」
「じゃろうな」
太后はボクの様子なんか気にせず、またコロコロと笑う。
「まあ、そんなに警戒せずともよかろう。年寄りの戯言だと思うて話半分に聞いておればよい」
ボクは出された紅茶をすすりながら、とりあえず太后の話を聞くことにした。

 
覚悟しては居ましたが。
今回のラインハットにぶらり旅、4回くらい続きそうですよ。
あああああ(苦笑)
何だって太后の部屋なんかにおいてるんだヘンリー!
テっちゃんが素通りできるわけないじゃん!!!

と、言うことで、次回は太后との対話です。
はやくオルゴール貰って次へ進みたいです。
無駄に書いてる自分が悪いんじゃよわかっておるよ。
 

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