■以下、本日の私の、雪との戦いの記録。
 
6:45
本日、学校は北方。1限目から。
ただし、本来の1限の時間は全校集会に変更されていて、実際の始まりは9:40から。
雪さえなければ、それほど急いでいかなくても良い。
一度おきて、外を見てみる。
雪は1ミリ程度うっすらとあるだけで、もう降っていなかった。
「勝った!」
私はもう一度寝ることにした。
 
7:30
雪がないなら、8時すぎにでも出れば間に合う。
用意を考えて、この時間がギリギリだった。
いい年した女だが、化粧なぞせず出勤である。別にいいじゃんよ、しなくても。
外を見た。
相変わらず、積もっては居ないが。
……ふぶいてた。
 
7:50
テレビでは、北方地帯は6センチの積雪といっている。
急いで用意をして、昨日の夕飯の残りのシチューをとりあえず食べて、出発。
しかし外は既に晴れていて、雪は相変わらず1ミリ程度うっすらしているだけだった。
「なんだ、大丈夫だ、これなら」
私は間違っていたのである!
 
8:00
いつも混むあたりに差し掛かる。
道には全く雪などなく、凍っても居ない。しかし混んでいる。
いつもより、ちょっと混んでいる。しかし、ここまで混んでいるのもたまにあることだからあまり気にせず気長に待つ。

8:30
雪がひどくなったり、ぴたっとやんだりを繰り返し始める。
いつもなら一度目の渋滞が終わり、飛ばせる場所にたどり着いたのに、依然道は混んでいる。
反対車線の道は全く車が居ない。
しかし、時折通る車の屋根には5センチほど雪が積もっている。
もしや、この先はひどい雪なのだろうか?と不安を感じ始める。

9:00
いつもなら20分くらいでたどり着くところに、漸くたどり着く。
依然大渋滞。
雪など全くないのに大渋滞。
一体どこが先頭の渋滞なのだろうかと不安になる。

9:20
車1台分くらい進むだけで、かけている曲が一曲終わる(約五分)というような状況になり、本格的にやばさを感じる。
仕方ないので、「一限目遅刻します」と学校に電話する。
かかっていた曲はフリッパーズ・ギター。
吹雪の中で聞く妙に明るい曲は、意外とマッチしていた。

9:45
某国道を通り抜けると、いきなり渋滞がなくなった。
依然雪は降ったりやんだりしているが、道は凍結していない。
「勝った! 二限目間に合う!」
思わず踏み込むアクセル。
途中、側溝に落ちているトラックなど見かけ、少し心を入れ替えるも、間に合いそうな予感に心が弾む。

10:07
「甘かった」
という事に気づく。
K市とY市の境目辺りから、いきなり雪の量が増え始める。
思えば先日もこのあたりだけ異様に雪が多かった。
しかし、この辺の人は雪に慣れていて、まだそれほど渋滞ではない。「大丈夫だろう」と思っていたが、とたんに渋滞が始まる。
通称「花道」の曲がり角から、いきなり曲がれない渋滞が始まっていた。
信号を二つほどスルーしつつ、右折待ち。
「すみません、2限目も間に合いません」
と連絡する。
「間に合うか! こんなん!」と大声で叫ぶ。
 
10:15
花道に漸く入る。入り口近くでチェーンを巻いているトラックが二台居たのが、渋滞の原因だったらしく、それを通り越すと再びまたすーっと走れるようになる。
「今度こそ!」
と思いつつ道を走らせると、再び側溝に落ちている車や、田んぼに落ちちゃってる車を見かける。
再び心を入れ替える。

10:30
事故車まで見かける。
かけていたフリッパーズのプレイリスト(全19曲)が終わってしまい、アジカンをかけ始める。
iPodの電源がやばくなり始める。
「おいおい、まだ学校到着すらしてねえっての」
と思う。iTripが電気食いすぎだと思う。
 
10:48
「もう3時間も乗ってるのに、まだ学校に着きません。普段なら1時間ちょっとです」
というメールを、自棄気味に友人に送りつける。
渋滞中で、停まっているときにメールを作成できるくらいだったのだ。
それにしても間に合うのか3限目!

10:50
いきなり渋滞がなくなる。
思えば大きな病院を通り越したからかもしれない。
3限目は11:20から。いつもなら間に合うライン。
道は凍結していない。周りの車もほぼ居ない。
「勝った!」
再びアクセルを踏み込む。
 
11:05
学校前最後の信号で引っかかる。
運まで見放したきたんじゃないか、と思う。
 
11:10
なんとかかんとか、学校到着。
駐車場の雪は、10センチ近く積もっていて、車から降りると足がずぽっと雪に埋まった。雪を踏む特有の音がした。
ともかく、3限目に間に合う。
 
しかし阿呆な高校生どもは、雪で浮かれて朝から問題行動を起こしまくっていると聞き、ブルーになる。
実際廊下からすごい声が聞こえるので見に行くと、廊下に雪が投げ込まれていて騒動になっていた。
3限目に行くクラスの子に
「あれ、先生来たの? 自習課題もらっちゃったよ?」
といわれる。
 
11:20
教室へ行くと「なんでいるの?」と聞かれる。
そりゃ仕事だからだ。
30人クラスなのに、11人しか出席してなかった。
しかも短縮40分授業だ。
勿論、予定していた授業など出来ない。
結局配られていた自習課題をその場でやって(どんなプリントかも見てないから、その場で解くしかない)答え合わせをして終わる。
 
……私は3時間以上かけて、何をしにきたんだろう?と思う。
 
 
11:30
お弁当を食べながら、回収した自習課題を確認。
学年主任と「いつ雪はやむのかねえ」なんていいながら、降り続ける雪を見る。
 
 
12:15
次の学校があるので!
といって、北方の学校から中部の学校へ出発。
雪は中部へ行くたびに少なくなり、降らなくなり、渋滞なんか「なんですか、それ」という事態になっていた。
……地域の差ってこんなにあるものか?と思った。
 
14:00
途中で時間などつぶしつつ、中部の学校へ到着。
以後、いつもどおり授業。
ちゃんと居たよ、生徒。37人(3人は風邪で欠席)
いつもどおり授業をする。
 
 
■それにしても、3時間ですよ。
車で片道3時間っていったら、軽い旅行ですよ!?(笑)
もう、なんか、疲れました。
明日が休みでよかったわ(推薦入試のため休み)
 
 
■今日はここまで。
心底疲れたの、私。
いまならルーベンスの絵の前で犬とともに死ねるかもしれない。
 

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