■さっきまでヒトの書いたDQ5の日記を読んでおりました。二種類。どちらもビアンカ派の方の日記でした。今度はフローラ派も呼んでみたいなあ。
 
で、気づいたんですが、基本的に皆さんDQ5の小説とか漫画の天空物語とか当たり前に読んでいて、それが前提になっているんですね。
 
……天空物語、読んだことないや……。
 
小説はねえ、一応SFCの頃(つまり初回の発売時ですね)に読みました。内容なんざ覚えてませんが。
ドレイ時代が痛々しかったのと、微妙にエロかった記憶がある。
本当かそうだったかどうかは分からないけどね?(笑)(※ここ重要!)
そうでもなかったかもしれないが、あくまで記憶。小説版愛してる方ごめんなさい。
 
私は久美沙織の書く文章が嫌いなので、そのせいで内容とか覚えてないのかも知れない。
 
でもきっと脳内のどこかに染み付いていると思う。

で、公言いたしてますように、私はSFCのDQ5は嫌いだったので(苦笑)ほとんどそういうものに興味がなかったのだと推察します。興味のない事ほど忘れるのは早いものですよ。

それにしても、まさか今ここまでどっぷりとはまる事になろうとは……。
原因は何? 年齢? 大人にでもなれたの私?(笑)
 
■ラインハット・リベンジ 10 (テス視点)
塔を出て、ボクらは北上し始める。
マリアさんはちょっと疲れているみたいだったから、馬車に乗ってもらった。
塔の中で仲間になってくれた二人も、皆とすぐに仲良くなってくれたみたいで、一安心。
ボクらは、そのまま旅の扉があった祠近くまで歩いてきている。
「で。これからどうするの? マリアさん、修道院まで送っていく?」
「そうだな、ラインハットも急ぐけど、マリアを連れて行くのは危ないかな?」
話し合っていると、馬車からマリアさんが顔を出して
「いえ、私のことは後でいいので、ラインハットへ急いでください。今は苦しんでいる方々を少しでも早く、お救いください」
そう、祈るように言ってくれる。
「……じゃあ、悪いけどラインハットへ急がせてもうな、マリア」
「ええ、ヘンリー様」
ヘンリー君とマリアさんが、一瞬見詰め合ってから頷きあう。
 
……何か、この二人仲がすごくよくなってる。何があったんだろう?
 
「じゃ、急ぐぜテス」
「うん、わかった」

ボクらは旅の扉を抜けて、ラインハットへ帰ってきた。
相変わらず、城の中は不気味なくらい静かで、それでいて空気が張り詰めている。
あんまりいい雰囲気じゃない。
「さて、偽者の横っ面を張り倒すぜ!」
「ヘンリー君、ボクが先ね」
「あの、出来る限り穏便に……」
マリアさんが少し恐がったような目でこっちを見た瞬間
「そうだな、出来れば穏便に済ませような! テス!」
とかヘンリー君が言った。

……一体何なのさ?
  
ピエールとコドランに付いてきて貰ってボクらは歩き出す。
偽者が何者か分からないけど、あんまり穏便にはすまないだろう。そうしたら、きっと、彼らの手助けがいる。
「またオイラ留守番ー?」
「ごめんね、でも、スラリンたちを信用してるからボクは心置きなく行けるんだよ?」
「まあな、オイラ強いからな!」
スラリンが「えっへん」と少し身をそらせながら言う。
「じゃあ、行ってくるから」

ボクらがデール君のところに行くと、大変な事が起こっていた。
「あ!」
デール君がボクらの姿を見て、走ってくる。
「なんだ? あれ」
ヘンリー君が指を指したほうには、二人の太后が居る。
「兄さんに話を聞いてから、すぐに地下牢に母上を助けにいったんです。ここに連れてきたらいきなり二人で大喧嘩になって……そのうちにどちらが本物か分からなくなりました……。ボクのやる事っていつもこう、裏目にでるっていうか……へまばかりというか……」
「ああ、なるほどね……」

ボクらは二人を見比べる。
二人は口々に
「わらわが本物じゃ! ええい! なぜ分からぬか!」
とか
「デールや、どうして本物の母がわからないのです?」
とか言っている。
「なんか、叫んでるほうがそれっぽいよな。あのヒスが懐かしいような気すらする。優しいほうは、あんなにやさしかったか? って感じだな」
ヘンリー君は二人を見比べて引きつった笑いを浮かべながら、何とか声を絞り出す。
「鏡を使って確かめればいいのですよ」
マリアさんが小声でボクらに言う。
「どっちに先に使う?」
ヘンリー君はボクに聞いてきた。
「じゃあ、叫んでるほう。本物は一応、曲がりなりにも、心ならずも、憎たらしい事に『反省した』って言ってたんだし、10年進歩なく叫んでるほうが偽者だよ」
「……お前、反省したっていうの認めたくないんだな? まあ、一理あるしまずは叫んでるほうからな」
ヘンリー君が、叫んでるほうの太后に鏡を向けると、そこには醜い魔物が映っていた。

「……ばれちまっちゃしかたねえな」

低い声とともに、太后がその姿を本来の魔物の姿に戻した。
「デール君、マリアさん、ついでに太后! 外へ逃げて!」
ボクの声で我に返った皆が、身を低くして外へ出て行く。
そのまま、偽太后との戦いになった。
魔物は、10年戦わなかったからか、それとも元々頭脳戦担当で力がなかったのか、ともかくあっけなく勝つ事が出来た。

「……馬鹿なやつらだ。このまま俺に任せておけば、この国の王は世界の覇者にもなれたものを……」
魔物はそうつぶやいてから、絶命した。

「……世界の、覇王?」
とりあえず、そういうのはデール君には似合わないけど。
そういう力が、どこかに存在しているというのは間違いないのかもしれない。
 
「ともかく……これで無事、国は取り戻せたんだよな? モンスターから」
「……うん、そうだよ」

ボクとヘンリー君は、その場で拳を付き合わせる。
 
「おめでとう、ヘンリー君」
「サンキュー、テス」

 
戦闘シーンは苦手なのであっさりと!
とかが合言葉の日記です(笑)
 
まあ、レベルは高めに上げるので、いつも楽勝なので、嘘を書いたわけでもない、とか言い訳します。
 
それにしても、偽太后は……弱い上に悪趣味だった。
あんなのに国をのっとられるなんて、どうかしてる……。
いや、化けてたんだったな、うん。
 
ラインハット・リベンジはもう一回だけ続きます。
これでも予定より一回減ってて楽になってる、はず。
 

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索