今日のDQ5 (40)
2005年1月23日 今日の「DQ5」■はい!40回目です!
普通のプレイ日記であれば、此処まで来てれば普通クリアしてるぞ!だからなんだ!もう自棄だ!
現実的には、天空城が復活しました。
あ、本日は昨日の日記も一気に書いてますので、続けて読んでる方は御注意を。
■ラインハット・リベンジ 8 (ヘンリー視点)
このイベント、とても嬉しかったのです。
「おとうさーん!!!」
みたいな。……話なんか出来ないけれど、パパスが出てきたことに。
同時にとても悲しかったけどね。
でも、お父さん、やっぱり赤いマントは似合わないですよ。
そして。
次回からメモが残っているのです。
コレでもう、記憶に挑戦という無謀をしなくてもいいのです。
でも、大体メモなんて気にせず書くのでしょうね。
私はそういう奴です(笑)
普通のプレイ日記であれば、此処まで来てれば普通クリアしてるぞ!だからなんだ!もう自棄だ!
現実的には、天空城が復活しました。
あ、本日は昨日の日記も一気に書いてますので、続けて読んでる方は御注意を。
■ラインハット・リベンジ 8 (ヘンリー視点)
塔は、かなり高かった。
オレやテスはともかく、マリアには登るのはちょっと大変だと思う。
「行こうか」
テスは暫くてっぺんを見上げたあと、決意したようにオレたちに声を掛ける。
オレもマリアも、無言で頷いた。
青くて、銀の装飾が施された分厚くて綺麗な扉。
そこが入り口だった。
「……」
マリアは暫くその扉を見つめて、意を決したように歩き出す。
「きっとうまく行くさ」
マリアが、振り返って頷いた。
オレも頷き返す。
テスはもう一度、塔のてっぺんを見上げていた。
マリアが扉の前に跪き、祈り始める。
その姿は、息を呑むほど美しかった。
しばらくすると、マリアの周りを青いような、白いような不思議な光が浮かび始める。
そして、その光が扉を包み、やがて
「よかった、開きました」
マリアは立ち上がって、その扉に手をかける。
あんなに大きくて頑丈で重そうな扉が、まるで鳥の羽を動かすかのように軽く開いていった。
「すごいね、神様の力とか、祈りの力って」
テスが開いた扉を見て、呟く。
「そうだな。……すごいな、信じる心ってのは」
「ヘンリー君も持ってるよ、そういう力」
「……お前もな」
オレたちには、ピエールが着いてきてくれた。
スラリンはまた不平を言ったけど、いつものようにオレとテスだけじゃなくマリアも居るってことで、かなりあっさりと引き下がった。
塔の中はひっそりと静まり返っていた。
もう長い間誰も来てなかっただろうに(何せウチの先祖は中に入らなかったみたいだし)埃なんかも目立たない。
「なんだか、神の塔というだけあって、がっしりしてんな」
「気が引き締まるおもいですわ」
オレたちは口々に感想をいいながら、歩き始める。
左右に伸びる通路と、目の前にある入り口と同じ様な扉。
通路の先はどちらも奥のほうに向かって折れているようだった。
「右から」
テスは言うと、歩き始める。
「おい、待てって」
オレとマリアも慌てて追いかける。
テスは曲がり角で一度立ち止まって、周りの様子を確認してから、左に曲がった。暫くまっすぐの通路で、行き止まりには登るための階段。そこからまた左に曲がれる様になっていた。
「ここから登れるね。……ちょっと待ってて」
階段のところでテスは言うと、曲がった先を確認に走っていく。
ピエールもそのあとに続いた。
テスはマリアがいるからか、なるべく歩かなくていいように考えているみたいだった。それがマリアも解っているんだろう。
「テスさん、そんなに気を遣っていただかなくても……」
と、走っていくテスの背中に声を掛ける。
マリアは、優しい人だ。
だから、テスを心配するんだろう。それは解る。
でも、オレだってここにいてマリアを守ってるわけで。
何か複雑な気分だ。
「ええとね、この通路の真ん中にも扉があったよ。突き当たりにも階段。ロの字の構造になってるみたいだから、多分扉を開けたら入り口の方にあった扉に通じてると思う。……とりあえず、帰りの事も考えてちょっとその扉を開けてみたいんだけど。いいかな?」
「なんで扉開けるのを確認とりに来たんだよ」
「……塔の入り口と同じ模様の扉だからさ、多分ボクには開けられないよ」
「あ、なるほど」
「わかりました、行きましょう?」
マリアがテスのあとに続く。
オレはなんだか納得いかない気分で、そのあとに続く。
扉を開けると、中庭のようになっていた。
緑あふれ、草のにおいがする。
吹き抜けになってるところがあるのか、ところどころ地面まで光が辿り着いていた。
「綺麗……」
マリアが目を輝かせて、辺りを見回している。
と。
向こう側に、二人の人間が居るのが見えた。
いや、人間ではないだろう。なんだか少し透けている。
真昼の幽霊?
一人は、黒い髪を腰まで伸ばした女性のようだった。
綺麗な洋服を着て、こちらに背を向けている。
もう一人は、その女の人と見詰め合うように立つ男の人。
がっしりとした、たくましい人。
背が高くて、黒い髪を一つに縛っている。
赤いマントをつけた、かなり堂々とした気品に満ちた人だった。
見知った顔。
オレは慌ててテスを見る。
テスも、その人たちに視線が釘付けになっているみたいだった。
そう、その人は、パパスさんにそっくりだった。
着ている服は全然違って、立派だけれど。
見間違うわけがない。
あの人の姿を。
あの人の姿を、忘れたことなんて一度もないんだ。
テスが、思わずその人たちによろよろと近寄る。
もうあとちょっと。
あとちょっとで話しかけられる、その位置まで行ったとき、その人たちは掻き消えるように居なくなってしまった。
「……」
テスは何か叫びそうになって、大きく息を吸い込んだ。
「……テス、あの人たち……」
オレはテスを見る。
呆然としたような顔で、その目はさっきまでパパスさんたちがいた場所を見つめている。
「そういえば、この塔は人の思いや心を映すということを聞いたことがあります。……あの方たちは、テスさんの大切な方たちだったんですね?」
マリアさんが言うと、テスは無言のまま頷いた。
「……そうですか」
「……会えて、よかった。あれきっと、お母さん、だったんだよね。……ボク、初めて会ったよ」
テスがかすれた声で、呆然と、でも嬉しそうに呟いた。
「会えて良かったな……。オレ、あの人の事、一生忘れないぜ」
「……うん」
オレたちはそれ以上何も言わなかったし、そのことをマリアもピエールも聞かなかった。
ただ、明るい日の光が差し込むこの中庭でであったこの出来事は。
とても悲しかったけれど、嬉しい出来事だった。
このイベント、とても嬉しかったのです。
「おとうさーん!!!」
みたいな。……話なんか出来ないけれど、パパスが出てきたことに。
同時にとても悲しかったけどね。
でも、お父さん、やっぱり赤いマントは似合わないですよ。
そして。
次回からメモが残っているのです。
コレでもう、記憶に挑戦という無謀をしなくてもいいのです。
でも、大体メモなんて気にせず書くのでしょうね。
私はそういう奴です(笑)
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