今日のDQ5 (39)
2005年1月22日 今日の「DQ5」■先の事を考えると、結構「これ、書ききれるかな?」とか思わないでもない今日この頃。
……飽きないように祈る(笑)
■ラインハット・リベンジ 7 (テス視点)
ヘンリー君、もうちょっとうまくやりなさいよ(笑)
テっちゃん、ちょっと鈍すぎだよ、君は(笑)
というわけで、次回は南の塔に登ってみたいと思います。
……飽きないように祈る(笑)
■ラインハット・リベンジ 7 (テス視点)
このまま北上して修道院へ行こうか、と思ったんだけど、ボクとヘンリー君とスラリンとピエールしかこの場にいない事に気付いた。
しかも「塔に行ってくる」ということを、どらきちとブラウンに言ってない。下手に心配させてもいけないから、ボクらは一度旅の扉に飛び込んでラインハットに戻った。
結局、ヘンリー君がデール君にうまいこと言って(何を言ったのかヘンリー君は教えてくれなかった)ボクらの馬車を兵士に旅の扉までもって来てもらって、ボクらはそろって修道院へいける事になった。
修道院を見るのは、1ヶ月ぶりくらいだと思う。
あいかわらず、海沿いにひっそりと建っていた。
このあたりは、本当に静かでいいところだとおもう。
久しぶりに突然訪ねたにもかかわらず、修道院のシスターたちは皆ボクらの事をおぼえていてくれて、無事を喜んでくれた。
「しかし、どうしてまたこちらに戻っていらしたの?」
不思議そうに首をかしげるシスターに、ボクらは事情を話した。
もちろん、『ニセモノの太后が国を牛耳ってます』なんていえないから、その辺は適当にごまかして、ともかく『真実を映す鏡が要る』という話だけしたんだけど。
そうしたら、シスターは少し驚いたあと
「その塔の鍵は、鍵として存在するんではないんですよ。神様に仕える乙女しか開けられないのです。神への祈りの力が、扉をひらけるんですよ」
「……じゃあ、開けられませんね」
「昔はずっと今よりモンスターが少なかったので、私達修道女でもあの塔までいけたのですが、今はあそこまで行くのはとても……」
シスターが辛そうに言ったときだった。
「わ、私が行きます!」
そう声をあげたのは、マリアさんだった。
「え!」
「お二人は私を助けてくださいました。私でお役に立てるなら、ぜひ!」
「そんな、危ないよ!」
ヘンリー君が顔色を変えて言う。
「いいのです、私行きたいんです」
「確かに、マリアさんはまだシスターとしては修行はほとんど積んではいませんが、その心は清らかでまるで神さまにお仕えするべく生まれてきたような方です。もしかしたら、扉を開けられるかもしれません」
「じゃあ、おねがいします!」
ボクがそういって頭を下げると、ヘンリー君はすごく複雑な顔をした。
「危ない道だけど……マリアさんがいっしょに来てくれるなんてうれしいなあ」
「マリアでいいですよ。またいっしょに行動できて私も…うれしいです」
ヘンリー君とマリアさんがお互いににっこりと笑いあった。
「……テスさん、ヘンリーさん。マリアさんをよろしくお願いいたしますね」
そういって、頭を下げたシスターにボクは頭を下げる。
「そういえば、奥にいるシスターが南の塔について詳しいはずです。彼女は色々と文献を読まれているから」
「ありがとう、聞きに行ってみます」
奥の部屋のシスターは、ボクらが南の塔へ行くということを聞いて、少し驚いたあと
「己の見たことしか信じぬ者は、その傲慢さ故に神の祝福を受けられないでしょう。勇気をだして一歩ふみだした者が、その祝福を受けられるとか……」
と、文献で読んだことを教えてくれた。
「己の見たことしか信じぬ者とは一体どういう意味なのでしょう? ……自ら望んだことですが、自分の信仰心がためされるようで緊張しますね」
「まあマリアさんもいることだし、行ってみればなんとかなるさ。マリアさんも、信仰心が足りないなんてこと絶対にないって!」
ヘンリー君がマリアさんを励ますように言う。
「そうだよ、マリアさん優しいし、神様もきっと見てくれてて扉くらいあけてくれるって」
そういったら、一瞬ヘンリー君が物凄い目でボクを見た。
何、今の。
ちょっと怖かったよヘンリー君?
外で待ってくれている「皆」のことを、一番最初にマリアさんに説明した。マリアさんはちょっと驚いていたけれど、直ぐに一緒に行くことを了解してくれた。
今度は、先にボクだけが馬車に行って、みんなにマリアさんの事を説明した。皆もマリアさんが一緒に行くことに一応は納得してくれた。
まあ、皆はあくまでも「ボクと一緒に行っても良い」と思って一緒に来てくれてるわけで、基本的には人間とは相容れないものだとあきらめてる節がある。だから、最初から一緒にいるヘンリー君はともかく、やっぱり新しく誰かと一緒に行くというのは不安なんだろう。
「マリアとは仲良くできるかな?」
スラリンがちょっと不安そうに言った。
「大丈夫だよ、マリアさん優しいし……そうだなあ、ヘンリー君がちょっと変な感じだけど、まあ、仲良くやれると思うよ」
「ヘンリー殿が変とは?」
「なんかねえ、マリアさんをほめたら、ヘンリー君ににらまれちゃった」
さっきの事を答えたら、ピエールが首をかしげて「不思議ですね」って言った。
「……不思議か?」
スラリンがぼそっと言ったから「不思議だよ、何にもしてないのに」とだけ答えておいた。
マリアさんには馬車に乗ってもらって、ボクらは南の塔を目指す。
ヘンリー君、もうちょっとうまくやりなさいよ(笑)
テっちゃん、ちょっと鈍すぎだよ、君は(笑)
というわけで、次回は南の塔に登ってみたいと思います。
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