今日のDQ5 (34)
2005年1月17日 今日の「DQ5」■二日ばかりサボりましたが、やる気はあります。続けます。
ところで、このプレイ日記は「小説風」です。
ので、ちょっと予定立ててみました。
誰視点で、ここまで書いて、こんな風にすすめて、っていう予定。箇条書きで。
……青年時代前半が終わるのが、124回目でした。
あくまで、予定通りに進んで、です。
ちょっとやる気が……遠い目しちゃった。
■ラインハット・リベンジ 2 (ヘンリー視点)
……よかった、3000字に収まった。
予定通り進んでます(笑)
次回は抜け道探しです。
それにしても、ラインハット編は長いね。
予定ではラインハット・リベンジは14まで続きます。
ちょっと削ろうかな。
ところで、このプレイ日記は「小説風」です。
ので、ちょっと予定立ててみました。
誰視点で、ここまで書いて、こんな風にすすめて、っていう予定。箇条書きで。
……青年時代前半が終わるのが、124回目でした。
あくまで、予定通りに進んで、です。
ちょっとやる気が……遠い目しちゃった。
■ラインハット・リベンジ 2 (ヘンリー視点)
「なんか、暗いね」
街の入り口から、城のほうを見てテスがぼそっと言う。
「……そうだな」
確かに、街には活気がない。
歩いていく人もまばらだし、その人たちの顔は憂鬱そうで、顔色もよくない。痩せきってる人が多い気がする。
「記憶ではもっと明るくて活気のある街だったんだけど」
「オレの記憶だってそうだ」
「……かなり、深刻なのかも」
「そうだな」
街を歩いてみて、その気持ちは確信に変わった。
「なんでこんな時にこの国へ来たんだ。もうこの国はおしまいじゃ」
なんて、爺さんはあきらめきった顔で天を仰いでため息をついた。
看板には「全ては国のために」なんて書いてある。
城の堀の近くには、物乞いをしてる母親と子どもまでがいた。
空腹のつらさって、本当につらいのがよく分かるから、オレとテスはその親子にちょっとだけお金を渡す。
こんなこと、本当は何の解決にもならないけど。
この国は、本当にどうなってしまったんだろう。
デールは、何をやっているんだろう?
オレはもう、遅すぎたのかもしれない。
そう、思って城を見上げたときだった。
「ヘンリー君、お城に行ってみようか」
テスがそんな事を言い出した。
「!」
「デール君は、こういうことする子じゃなかったんでしょ? ヘンリー君そういったよね? だったら、確かめてみるべきだよ。あきらめるにはまだ早いよ」
「……お前の『あきらめ』って絶対に来ないような気がする」
オレが言うと、テスは「そうだよ、絶対に諦めないよ」とだけ答えた。
驚くべきことに、城には入ることが出来た。
門番さえいない。
教会になっているスペースへ、簡単に入ることが出来た。
「城の中の教会を開放して、『国民に開かれた城』っていうアピールでもしてるのかな?」
なんてテスは首をかしげる。
「今更そういうキャンペーンしても、国民の心は離れきってるから意味ないだろ」
「そうだよね?」
テスは答えると、通路を左側に向かって歩き始める。
「あ! テス! オレのこと、しばらくは伏せておきたいんだ。名前とか呼ぶなよ?」
「じゃあ、何て呼べばいい?」
「おい、とか、なあ、とか話しかけてくれりゃいいよ」
「そういうの、ボク嫌い。偉そうで。だから、何かあだ名とか、愛称とかで……リー君とか?」
「別人じゃないか、それじゃ」
「別人くらいのほうがいいじゃない。ねえ、リー君」
「……もう好きにしてくれ」
通路を右に曲がって、アーチを抜けると王座へたどり着ける階段に行けるんだが、さすがにそこは兵士が見張っていて、王に許可を得ている者しか通れないようになっていた。
仕方がないから、来た道を戻って、兵士の詰め所へ上がれる階段をのぼってみる。
そこには異様な光景が広がっていた。
「あれ、モンスターだよな?」
小声で聞くオレに、「ガイコツだから、もしくはお化け」なんて答えとともにテスが頷く。
確かに、真ん中のテーブルに大きな顔をして座っているのはガイコツだった。他にも、どう見ても「人間じゃないだろ、お前」ってやつがたくさんいる。
オレは少し顔色の悪い兵士を捕まえて話を聞いてみる。
これから兵士として雇われるから、下見に来たとかそういうことを言ってみたら、兵士はあからさまにほっとしたようだった。
「ここだけの話だが、最近太后様が雇う兵士は気持ちの悪いやつらばかりで心配していたんだ」
なんて、そんな事を言っていた。
「あいつらが気持ち悪いって言えるうちは、普通だな」
「うん、そうだね。ただ、魔物でも平気で雇うって、ちょっとおかしくない?」
「だよな」
さらに奥には、うなされながら仮眠を取る兵士がいた。
懺悔のような、寝言。
「……そうか。コイツ、サンタローズへ……」
「よかった。全然何も感じないでやったんじゃないんだ。後悔してる人も、いるんだね」
テスは小さな声でそういうと、その兵士をじっと見つめていた。
結局、城の奥に入ることが出来ずに、夕方ごろオレたちは城の外に出た。
「これからどうしようか?」
テスの言葉にオレは城を見上げる。
城の中には、太后の変化に、国の変化についていけず困惑している兵士がたくさんいる。
どうして、誰も何もしない?
国中が、王に対して絶望している。
どうして、こんなことになっている?
国の外では、恨まれ、恐がられ、孤立して。
どうして?
そうだ。まだ、絶望には早い。
オレは、何もやってない。
考えろ。
何か、手立てがあるはずだ。
城の中を思い出す。
入り組んだ通路。
割と自由に遊べた中庭。
城の外は堀で囲まれていて。
どこかで。
「そうだ」
「何? どうしたのヘンリー君?」
「隠し通路だ。城の中で異変があったとき、外に逃げられるように抜け道があるんだ。城の中のどこかと、街のどこかがつながってて……」
「ヘンリー君、それだ! どこ! 思い出して!」
「……」
オレは必死に思い出そうとする。
父親に、教えられたような記憶が、どこかにあるんだけど。
「……駄目だ、思い出せない」
力なく首を振るオレに、
「でも、大進歩。どこかにつながってるんだから、探せば見つかるよ。今日はもう夜遅いから、宿に帰ろう」
テスがにっこりと笑って、そういった。
「そうだな」
テスが笑って云うと、どんな事だって前向きに考えることが出来るようになる。
これって、すごい力だと思う。
この力に助けられて、ここまでこれた。
だから。
この力を裏切るわけには、いかない。
……よかった、3000字に収まった。
予定通り進んでます(笑)
次回は抜け道探しです。
それにしても、ラインハット編は長いね。
予定ではラインハット・リベンジは14まで続きます。
ちょっと削ろうかな。
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