■今日の本
『奥様はネットワーカ』ISBN:4061824104 新書 森博嗣 講談社 2005/01/14 ¥840
事件は「工学部」で起こった!某国立大での連続殺人。
6人の登場人物は全員、秘密を抱えていた!?
某国立大学工学部で多発する暴行傷害事件。化学工学科秘書のスージィこと内野智佳(うちのちか)の周辺でも不審な出来事が連続し、友人のルナも被害者となってしまう。事件は連続殺人に発展。それぞれに秘密を抱えた学部内の6人の人物の視点で謎を追うポエティカルな森ミステリィ。


「だから、二重スパイなんですよ」

 
文庫で出るんだと思ってたら、新書だった。
まあ、そんなに値段はかわらないので、別に良い。
イラスト多数。しばしばカラー。ゆえに使われてる紙が良くて値段が高く、本が重い(笑)
 
 
 
というわけで、奥様はネットワーカ。
部分的にはちょっとよく解らないところもありましたが、基本的には森節炸裂で面白かった。
登場人物の視点として、色んな視点から物語が書かれるのはおもしろかったかも。キャラクタによって何章ともかいてあるから、キャラごとに読むのもいいかも。今度そうやって読んでみよう。
逆に言うと、キャラクタ視点じゃなくなってる部分はちょっと退屈だったのも事実。
 
今回も狂言回しに上手に転がされた、って感じですかね。
「こいつあやしい!」と思ってた人は、やっぱり犯人ではなかった(笑)
こういうの、必ず騙されるのだよね。
堀くんとか、絶対おかしいんだと思ってたのに、実は正常だったとかね。
そんなんばっかりだったね。
結構、ネタとしては森先生が好きな方面そのままだったのに、気付かなかった。うっかり。残念。
 
最後の最後まで犯人がわからなくて、面白かったです。
めずらしく動機がわかりやすかったよ。
 
 
2冊目/100冊
 

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