今日のDQ5 (28)
2005年1月7日 今日の「DQ5」■そういえば「いたスト」
もうダメだ……。私あのゲーム向いてない。無理。
■サンタローズの洞窟 (ピエール視点)
実際にはピエール引き連れて村に入るけどね。
一応テっちゃんもヘンリー君もその辺りは考えて、村の外においてきていると思うの。
そういう感じで進めてます。
PS2版では4人パーティで遊べるのに、戦力不足で(スライムとかブラウニーを信用しなかった私)3人パーティで行きました。
もうダメだ……。私あのゲーム向いてない。無理。
■サンタローズの洞窟 (ピエール視点)
「ピエール、いる?」
もう日も沈む、という頃ようやく主殿が帰ってきた。
「なつかしの故郷はどうでしたか?」
「うん、自分で確かめたらいいよ」
「村の人が驚くから外で待っていて、ではなかったですか?」
確か、昨日の昼間主殿が村に入る時そういったと記憶している。
それからほぼ2日たってようやく帰ってきたかと思うと、全く意味の解らないことを言う。
出会って1週間くらいたつが、主殿のことはまだいまいちよく解らない。なんというか、そう、とらえどころがない。
今だって、何かに気をとられているのだろう、目は真剣で気はそぞろといった感じだ。
こうなると、主殿はとたんに説明が下手になる。普段の頭のよさがウソのようだ。
私が困っているのに、ようやく気付いたのか主殿が説明を始める。
「ええとねえ、村の奥に洞窟があるんだけど、そこに行きたいんだ。ちょっとボクとヘンリー君だけじゃ大変そうだから、ピエールについてきて欲しいんだ」
相変わらず、話し方がのんびりしているので
「えー! ピエールだけかよ! オイラはー」
とたんにスラリン殿が不満そうな声をあげる。
「スラリンはこのまま此処で馬車を見張っててよ」
「またかよー」
あきらめきったようにスラリン殿がため息をついた。
「もうチョットしたら夜中になって村の人寝ちゃうから、その頃また迎えに来る」
「解りました」
月が空の頂上に昇るころ、主殿が足音をあまりたてずにやってきた。
「ヘンリー君は入り口で待ってくれてる。みんな、あとは頼むからね」
「わかったよぅー」
スラリン殿が不満そうに答え、ブラウン殿が頷く。それを主殿は確認して頷くと、私を伴って村に入った。
村は、荒れていた。
主殿に聞いていた話しと、まるで違う。
「主殿、これは……」
「まあ、ボクがいなかった間にいろいろあったんだよ。ヘンリー君には聞いちゃダメだからね」
主殿はそれだけ言って、井戸の傍にある家をじっと見つめた。
「……ヘンリー殿が関わっているのですか?」
「ヘンリー君がいた国が関わってるんだよ。ヘンリー君がどうこうしたわけじゃないんだけど、かなり参ってるから、絶対聞いちゃダメだよ」
私の肩をぽんっと軽く叩いて、主殿は歩き出す。その背中に私は
「解りました」
とだけ答える。私は、そして我々モンスターの仲間は、まだ主殿の過去を分かち合うだけの時間は過ごせていない。
それが、今は歯がゆかった。
このひとは。
私達を信用していないのではない。
ただ、辛いことや苦労したことを、人に言うのが嫌いなのだ。
その時間を抱えるのは、自分ひとりにしたい人なのだ。
もしかしたら、一生言わないつもりかもしれない。
しかし。
私はソレを聞きたい。そして、その過去を軽くする手伝いをしたい。
ソレが無理なら、
今から起こる困難を少しでも軽くしたい。
その気持ちを心に抱いて、私は主殿の後に続く。
その洞窟は、村の奥にぽっかりと口を開けていた。
入り口前にはヘンリー殿が立っている。
「おまたせー」
「遅かったな」
「足音立てないように気をつけてたら、早くは歩けないよ」
「ま、そうだな」
「じゃ、行きますか」
入り口近くに泊めてあったイカダに乗って、私達は洞窟の中に入った。
「お父さんが昔、此処に何かを隠しに来てたみたいなんだよ。どうやら隠れ家があったみたいでね。もしかしたら何か置いてないかなって思ってね。……考えてみれば、お父さんは何かを探して旅をしてた。でもボクは何を探していたのか知らない。手がかりくらいは、置いてくれてるかもしれないでしょ」
イカダの上で、主殿は私に今回の洞窟探検の事を説明してくれた。
「なるほど。では主殿の父上の隠れ家を探すのが目的ですね?」
「うん、そうだよ」
ヘンリー殿は黙々とイカダをこいでくれている。何だか痛々しい。
主殿が、左手の方の空間を指差した。
「向こうの方の洞窟はね、行ってみた事があるんだ。そっちには何もないのは間違いないよ」
「いつ行ったんだよ?」
ヘンリー殿が聞くと、主殿は
「ん? ああ、6歳の時」
「まあ、このあたりなら魔物も強くないし冒険ごっこにはうってつけの場所だろうな。でもよく叱られなかったな」
「夕食までには戻ってたから気付かれてなかったか、信用されてたかのどっちかだよ」
「信用されてたんだろうよ」
ヘンリー殿は苦笑してイカダをとめた。
「下りる階段だ」
指差した先に、下り階段があった。
「さあ、気を引き締めていこう」
階段を下りると、入り口の様子から想像つかないほど広い洞窟が広がっていた。
「サンタローズは綺麗な宝石とか採れてたらしいから、そのあとかもしれないね。ほら、たいまつを置く所があるし、ちゃんとした階段だし。人の手が入った洞窟だよ」
主殿は壁を指差して言う。
「だったら結構わかりやすいかもな」
「だといいけど。何せ隠れ家だからねえ」
「あ、そうか……」
「まあ、きっと見つけられるよ」
主殿の言葉で私達は歩き出す。
この奥に何が待っているのか。
出来れば主殿にやさしい出来事であれば、と思う。
実際にはピエール引き連れて村に入るけどね。
一応テっちゃんもヘンリー君もその辺りは考えて、村の外においてきていると思うの。
そういう感じで進めてます。
PS2版では4人パーティで遊べるのに、戦力不足で(スライムとかブラウニーを信用しなかった私)3人パーティで行きました。
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