今日のDQ5 (21)
2004年12月31日 今日の「DQ5」■現実の方のゲーム進行度は、素敵な感じです。
ビアンカちゃんと結婚いたしましたーーーーーーーーー!!!!!
しばらくレベル上げ・仲間増やしという名前の新婚旅行にでます(笑)
うふふふふふー。
■海辺の教会 (テス視点)
というわけで、ようやく旅立てそうです。
いい感じに新年からですね。無計画な割りにさくさく進んでますね。
ビアンカちゃんと結婚いたしましたーーーーーーーーー!!!!!
しばらくレベル上げ・仲間増やしという名前の新婚旅行にでます(笑)
うふふふふふー。
■海辺の教会 (テス視点)
見慣れない天井だなって、思った。
「良かった、目覚められましたね。もう3日も眠り続けていて、このまま目を覚まさないのかとおもっていたのですよ」
その女の人は、シスターの服を着ていて、ボクのベッドの隣に腰掛けて何かの本を読んでいたみたいだった。
「ええと……ボク……」
「まだ横になっていてくださいね。……それにしても、タルの中に人が入っているなんて、驚きましたわ。お連れの方から伺ったのですが、なんでも大変なところから逃げていらしたとか。ここは名もない海辺の修道院です。ゆっくりしていってくださいね」
そういうと、シスターはゆっくりと立ち上がる。
「すこしおまちくださいね。体を拭くものなど持ってまいります」
にっこり笑って、シスターは扉から出て行った。
助かった、のかな?
寝すぎたせいか、体の節々が痛い。首を回したり肩をまわしたりしていたら、シスターが二人やってきた。
一人はお湯の入った桶とタオル。もう一人は服と鏡をもって来てくれている。
「このお湯で体を拭いたりしてくださいね。あと、着替えなのですが、なにせ女ばかりでしょう? 農作業の時に使う比較的ゆったりした服をもっては来たのですが、女物でごめんなさいね」
「あ、ありがとう。あの、ボクと一緒に来た人は?」
「皆さんお元気ですよ」
「そうか、よかったー」
ボクはシスターが出て行ってから、服を脱いで体を拭いた。
鏡を見て、自分の顔にビックリした。
見慣れてた顔と違う。
まあ、ボクの見慣れてた顔は6歳の時の顔なんだから当たり前なんだけど。
……ちょっと、お父さんに似てる。
「……」
なんだか嬉しくなって鏡に向かって笑って。それから伸びてたひげを剃って、前髪を切りそろえた。
なんとか、まあ、普通の顔になったかな。
床の上で何回か飛び跳ねてみたり、伸びをしたりしてから服を着る。
真っ白の、すその長いゆったりした服。
女物、とか云ってたけど、清潔な服っていうだけでありがたい。
ドアを開けて部屋の外に出ると、廊下にヘンリー君がいた。
おんなじ白い服を着てる。
「テス! おきたって言うから見に来たんだ! 寝すぎだ! 心配したんだぞ!」
「あ、ごめんねー。ヘンリー君は無事だった?」
「オレは一番最初に目が覚めた。そんなことより! いまからマリアさんの祝福の儀式が始まるんだ! 見に行こうぜ!」
「……? 何?」
「いいから! お前は目が覚めたばっかりで意味がわかんないかも知れないけど、取り敢えず座っとけ!」
「……え?」
ボクはヘンリー君に引きずられるみたいにして、一階にある礼拝堂に連れて行かれた。
マリアさんは、こざっぱりした服装でマザーのところに静かに歩いていく。
「マリアさんてさ、ドレイの時は気付かなかったけど、綺麗だよなー」
ヘンリー君が小さな声でボクに言う。
「そう?」
「あああー、何でわかんないかな!」
ヘンリー君は机に突っ伏して大げさにため息をつくと、
「まあ、お前には女神が付いてるからな」
「え?」
「ビアンカちゃん」
「違うよ」
「違わない。お前が死にそうな時とかピンチの時に夢に出てきてはお前を励ましてただろ。何回話聞かされたと思ってるんだよ」
「ボク、そんなに言った?」
「言った」
全然記憶無い。
話してる間に、マリアさんの式は終わっちゃってた。
マリアさんに悪いことしたかなあ。
ヘンリー君は終わったらすぐに外に出て行ってしまった。
ボクは、さっき服とかを用意してくれたシスターを探して御礼を言っていたら、マリアさんに呼び止められた。
「ああ! やっと気がつかれましたのねっ! 本当に良かったですわ。兄の願いを聞きいれ、私をつれて逃げてくれてありがとうございました。……まだあそこにいる兄や多くのドレイの皆さんのことを考えると、心から喜べないのですが……。今私がここにあるのも、きっと神さまのお導きなのでしょうね……。テスさん。これは兄から預かったものなのですが、どうぞお役に立ててください」
そういうと、マリアさんはかなりの額のお金をボクに手渡そうとする。
「……これはマリアさんが持ってたほうがいいんじゃない?」
「いえ、これからテスさんは長い旅にでられるんでしょう? 私は此処にとどまりますから、お金はいらないんです。役に立ててください」
「……じゃあ、ありがたく頂きます。無駄遣いしません」
マリアさんはにこりと笑うと、
「お出かけする時は、声を掛けてくださいね。せめてお見送りだけでも」
「うん、わかりました」
さて、ヘンリー君を探して挨拶してから行かないと。
探して歩いていると、一人のシスターと話しをする機会があった。
どうも小さいころからシスターと色々話をしてた記憶があるせいか、シスターと話をするとほっとする気がする。
「お話は聞いています。10年以上もドレイをして働きやっと自由の身になったとか。あなたはもう誰からも命令されないでしょう。父上も亡くなった今、どこに行き何をするか、これからは全て自分で考えなくてはなりません。しかし負けないでくださいね。それが生きるということなのですから。あなたはやっと自分の足で歩きはじめたのです。」
そうか。
もう、誰も。
命令もしないし、守ってもくれないんだ。
何をしてもいいんだ。
「なんか……少し、途方もない話な気がします」
「ええ。でも、貴方には強い心を感じます。きっと大丈夫」
「うん、ありがとう」
ずっと思い描いていた自由って、こうだった。
ボクは、自由になったんだ。
いま、ようやく実感がわいた。
というわけで、ようやく旅立てそうです。
いい感じに新年からですね。無計画な割りにさくさく進んでますね。
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