今日のDQ5 (16)
2004年12月26日 今日の「DQ5」■どんどん進んでます。そのためメモがどんどんたまってきました。
仲間もどんどん増えてます。
……あ、まだラインハットを頑張って書かねば。
このころ、進めるのイヤだったなあ。
がしがし書いていかなきゃ。
■ラインハット 2 (テス視点)
隠し階段下りると、ヘンリー君のお部屋に戻れないじゃないですか。ヘンリー君、一体一回目はドコで隠れてるんでしょうね。
それにしても……。
物語がどんどん暗い方へ流れていきます。どうしよう……。
仲間もどんどん増えてます。
……あ、まだラインハットを頑張って書かねば。
このころ、進めるのイヤだったなあ。
がしがし書いていかなきゃ。
■ラインハット 2 (テス視点)
お城に入るのは初めて。
すっごく大きくて、綺麗。
お父さんが、入り口の兵士さんに声を掛けたら、その人が王様のところまで案内してくれる。
お父さんは、兵士さんをまっすぐ見てどんどん歩いていっちゃうけど、ボクは本当はもっと周りをゆっくり見たいなあって思った。ゲレゲレはとことこボクに付いてきている。
王様は、大きなお部屋の大きな椅子に座って、お父さんを待っていた。兵士さんは、お父さんを王様に紹介すると、王様に帰っていいよって言われて、帰っていっちゃった。
「さてパパスとやら。そなたの勇猛さはこのわしも聞きおよんでおるぞ!その腕をみこんで、ちとたのみがあるのだが……」
そういって、王様はちょっと咳払いをした。
「パパス、もう少しそばに! 皆の者はさがってよいぞ!」
そういって、王様の近くにいた人たちはささっと部屋の中から出て行った。
ボクはナニが始まるのかな?って見てたら、
「テス。そんな所に立っていても退屈だろう。いい機会だから城の中を見せてもらいなさい。一通り見るうちには、父さんたちの話も終るはずだ」
「見てきてもいいの?」
ボクが首をかしげてお父さんに聞いたら、王様が
「そなたはパパスの息子であろう。なかなかよい目をしておるな。……城の中は自由に見て来てよいぞ」
「はーい!」
ボクは返事をして、お父さんに手を振ってから、ゲレゲレと一緒に王様の部屋から出た。
お城は本当に広かった。
コレまで見た色んな大きな建物の中で比べても、一番大きい。
ビアンカちゃんのお家も、ポワン様の樹のお城も大きかったけど、やっぱり此処が一番大きい。格好イイなあ。
ボクの事は、お城の人は皆聞いてるみたいで、話しかけてもちゃんと答えてくれる。皆いい人だなあ、って思う。
色々見ていたら、お城には王子様っていう人が二人居た。
一人はデール君。王様にはなりたくないって言ってるの。でもデールくんのお母さんは、王様になるんだって言ってた。
王様になりたくないって言ってるのに、どうしてそういう風にさせたがるのかなあ、って思った。
もう一人はヘンリー君。ヘンリー君は、デール君のお兄ちゃんなんだって。
誰も居ない広いお部屋に、ヘンリー君は一人で居た。
「誰だお前は? あっ! わかったぞ! 親父に呼ばれて城に来た、パパスとかいうヤツの息子だろう! オレはこの国の王子。王様の次に偉いんだ。オレの子分にしてやろうか?」
「……??? 子分って、なあに?」
「……子分って言うのは……」
ヘンリー君はちょっと考えた後、
「子分って言うのは、手下の事だ!」
「手下って、なあに?」
「子分の事だ!」
「……ふうん。ボク、別になってもいいよ?」
子分って何なのか、よくわからないけど。きっとヘンリー君の一番のお友達とか、そういう意味なんだろうなあって思った。けど。
「わははははっ。誰がお前みたいな弱そうなヤツを子分にするか! 帰れ帰れ!」
子分って、弱いとなれないんだって。
よくわかんないや。
「うん、じゃあね。ヘンリー君」
ボクがそういってゲレゲレとお部屋を出て行こうとすると、ヘンリー君のほうがちょっとあっけに取られてた。なんだったんだろう。
王様のお部屋にもどると、お父さんはもうお話を終わっていなくなっていた。
「あれ??」
「パパスの息子じゃな。パパスにはわが長男ヘンリーのおもりをしてもらうことにした。そなたもヘンリーの友だちになってやってくれい。たのむぞよ」
「うん、わかったー。でも、ヘンリー君、ボクは弱そうだから子分にしないって言ってたよー」
「そうか……。まだあったばかりであるから、恥ずかしがったのであろう。よろしく頼んだぞよ」
「うん、わかったー」
ボクは王様に手を振って、もう一回ヘンリー君のところにもどった。お父さんは、ヘンリー君のお部屋の前の廊下に立っていた。
「あれ? お父さん」
「おおテスか! 父さんはヘンリー王子のおもりを頼まれたのだ。本当は王子の傍にいたいのだが、まいったことにキラわれてしまったらしい。だが、お前なら子供どうし友だちになれるかも知れん。父さんはここで王子が出歩かないよう見張ってるから、がんばってみてくれぬか? たのんだぞ!」
さっき、子分にしてもらえなかったんだけどなあ、って思ってもう一回ヘンリー君のところに行ってみた。
「何だ。またお前か? やっぱり子分になりたくて戻って来たのか?」
「うん。子分って、お友達でしょ? ヘンリー君、一緒に遊ぼう?」
「子分と友達はちょっと違うが、まあいいや。そんなに言うなら、オレの子分にしてやろう。となりの部屋の宝箱に子分のしるしがあるから、それを取ってこい! そうしたらお前を子分と認めるぞっ」
って、ヘンリー君はちょっと意地悪な笑い方をした。
「うん、わかったー。待っててね、ヘンリー君」
ボクはとなりの部屋に行ってみた。
宝箱が、お部屋の真ん中においてある。ボクは宝箱を開けてみたけど、何にも入ってなかった。
「ヘンリー君、宝箱空だったよー?」
声を掛けたけど、返事はない。ヘンリー君は部屋に居なかった。
「……あれ?」
ボクは廊下のお父さんに聞いてみる。
「お父さん、ヘンリー君そっちに居る?」
「こっちには来てないぞ? 何かあったのかっ!?」
「ううん、なんでもないー」
きっと、ヘンリー君はかくれんぼがしたいんだ。
そう思って、ベッドの下を覗いてみたけど、ヘンリー君は居なかった。次に机の下。ここにも居ない。
「ヘンリー君?」
声を掛けても、返事はやっぱりない。椅子をどけて、カーペットをめくってみたら、そこに階段があった。
かくれんぼだとしたら、これはちょっとズルイなあ。あとでヘンリー君に言わなきゃ。
階段をおりると、一階の廊下に出た。ヘンリー君がコッチを見てる。
「何だ。もう階段を見つけてしまったのか……。ふん! つまらないヤツだな。しかし子分のしるしは見つからなかっただろう。子分にはしてやれないな」
ヘンリー君がそういったときだった。いきなり、右手の方のドアが開いた。
「ん?」
ヘンリー君もそっちを見る。
いきなり変な男の人が2人、入ってきた。ボクに片方の人がぶつかって、ボクは転んじゃった。
「ヘンリー王子だな!?」
「何だお前ら!」
「悪いが一緒に来てもらうぜっ!」
そういうと、男の人はヘンリー君をなぐった。ヘンリー君は、苦しそうにうめいた。
「おい! はやく王子を舟へ!」
男の人は、ヘンリー君を抱えると、物凄い勢いでドアから出て行った。慌てて見に行くと、男の人とヘンリー君はイカダに乗ってお堀を進んでいく。
……もしかしなくても、大変な事なんじゃない?
ヘンリー君、これ、かくれんぼじゃないよねえ。
「知らない人にはついていっちゃダメですよ、坊ちゃん」
そんなサンチョの言葉を急に思い出した。
隠し階段下りると、ヘンリー君のお部屋に戻れないじゃないですか。ヘンリー君、一体一回目はドコで隠れてるんでしょうね。
それにしても……。
物語がどんどん暗い方へ流れていきます。どうしよう……。
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