今日のDQ5 (13)
2004年12月23日 今日の「DQ5」■オヤスミになって、ゲーム解禁☆とか思っていた矢先、どうもTVがコワレタっぽいです。五分と付いていない。すぐ電源切れちゃう。
ちょっと待ってよ、どうにかしてよ。
せっかく、せっかくテっちゃん大人になったのにー!!!(泣)
■妖精の国3 (ゲレゲレ視点)
妖精の国、あと一回でおしまいです。
雪の女王は、本当に怖い顔をしてました。あんな悪趣味なばあさんに騙されるなんて、ザイルはどうかしてる。
ソレより、TV!
どうなるんだろう。これから年末年始、紅白とか見たい番組結構あるんだけど。ゲームできないのも困るけど、テレビがない生活ってつまんない!!!(TVっ子な私)
買ってくれないかなあ、親。
もしくは直らないかな、突然。
ちょっと待ってよ、どうにかしてよ。
せっかく、せっかくテっちゃん大人になったのにー!!!(泣)
■妖精の国3 (ゲレゲレ視点)
今まで、四本足というのは得だと思ってた。
テスはちょっとした段差でよくつまずいていたし(こけるまではいかないんだが)この前、テスが片付け忘れていたビー玉とやらで滑って階段から転げ落ちたテスの親とか見てると、二本足というのは、よくこけるんだと思っていた。四本足の俺は転んだことがなかったからだ。
……どうやら違うらしい。
この氷の館とやらは床が氷で出来ていて、つるつるすべる。四本足はすべる本数が多いだけ、損か?
そう思うくらい、よくすべる。
どうにも爪が立てられないから、滑っていくしかない。テスなんかは、もうすべる感覚を掴んだらしい。楽しそうに笑いながらつつーっと滑っていく。
ベラもこわごわだが、もうちゃんとすべり歩きができるみたいだ。
俺が出来ないのは、格好が悪い。もうちょっとでコツがつかめそうなもんだが、いまいちだ。テスの居る方に滑っていくだけだ。どうするんだ、俺がテスの面倒をみなきゃいけないのに、これじゃ俺が面倒みられてるみたいなもんじゃないか!?
な、なさけない。
階段に辿り着くと、テスが俺を持ち上げてそのまま階段をのぼってくれる。いつもなら……階段で滑って落ちるみたいなこと、しないんだ。テスのほうが転げ落ちそうなのに。なんてことだ。
階段を何度かのぼった。三回くらいだったような気がする。さすがに、もう俺もだいぶ上手に動けるようになっている。
もう怖いものはない。
もちろん、最初から敵など怖くない。怖かったのは床だ。
三階だと思う。まあ、しっかり数えていたわけではないから、よくわからないが。大きな椅子があるところに、宝箱がおいてあるのが見える。その前に、覆面の子どもが一人、立っていたのだ。
ははーん、コイツがザイルとか言う奴だな。そいつは、俺たちをみると、ぎょっとしたように叫んだ。
「なんだお前は!? そうか! ポワンに頼まれてフルートを取り戻しに来たんだなっ! ポワンはじいちゃんを村から追いだした憎いヤツだ! フルートが欲しければ力づくでうばってみろっ!」
「え!? 違うよー、ポワン様悪くないよー。ボク、おじいちゃんにザイル君を迎えに行くように頼まれたのー!」
……なんだか、微妙に話が変わってないか?
思わずベラを見上げたら、ベラも一瞬考えたような顔をしていた。どうやらテスが言ってることが微妙に間違ってる気がするのは、俺の気のせいでもなさそうだ。
そう思って見ていたが、ザイルはザイルで聞いてない。
「うるさい! ウソを言うな!」
叫んで、ザイルが飛び掛ってきた。
「うわ!? ザイル君!? いきなりはずるいよ!!」
テスに、ザイルが飛び掛った。
コレは、敵だ。
テスはまだそう思ってないみたいだが、ザイルがテスをなぐった時点で、俺にとっては、敵だ。
俺が一番最初にザイルに飛び掛った。遅れてベラ。
「え?! えー!?」
一番分かってないのはテスだったが、それでもどうにか戦闘態勢に入ったみたいだった(殴り合いのケンカみたいだったが、まあ、いい)
「くそー! お前はなかなか強いな……」
「ザイル君も強いよ。あのね、ザイル君。ええと、おじいちゃんは、ポワン様が追い出したんじゃなかったよ。ねえ、ベラ」
「うん、ポワン様じゃなくて、先代よ」
「え? じいちゃんを村から追いだしたのは、ポワンさまじゃないって? けど雪の女王さまが……」
そういって、ザイルが後ろの空中を見上げた。
「雪の女王さま?」
テスが首をかしげて聞き返す。
その時、一瞬で部屋の中が今以上に寒くなった。これ以上寒いのは、困るんだが。
「ククククク……。やはり子供をたぶらかせて、という私の考えは甘いみたいでしたね。今度は私が相手です。さあいらっしゃい!」
現れたのが、雪の女王ってヤツだろう。
青っぽい服を着た、ばあさんだ。
……ちょっと怖い顔してるな。テスは怖いのかびっくりしてるのかいまいち分からない顔で、女王をぽかんと見てる。
「ふ、フルートを返しなさい!」
ベラの声で、俺は我に返った。
「力づくでいらっしゃい!」
俺は低く吠えた。テスもそれで我に返ったらしい。なんとかブーメランを構えた。
戦いはあっけなく終わった。
なんというか、女王は、弱かった。3対1だったからかもしれないが、ともかく女王は溶けるようにいなくなった。
「なんだ……雪の女王さまって、悪い怪物だったんだっ! オレ、たまされてたみたいだなあ……。……!!! うわー! まずい! じいちゃんにしかられるぞ! かえらなくっちゃっ!」
ザイルがすごい勢いで帰っていく。なんであいつは氷の床を思い通りに走れるんだ?……そのコツだけ言ってから帰れ。
「ちょっと……謝っていきなさいよ!!!」
ベラはベラで俺とは違うことを叫んでた。
テスは、あまりコッチに興味がなかったのか、奥にあった宝箱を開けて、なにやら銀色の長細い筒を取り出してきた。
「ベラ、コレが春風のフルート?」
ベラがテスの手の中をのぞきこんで、顔を輝かせる。
「そうよ! そう! これが春風のフルート! 綺麗でしょ! コレをポワン様が吹くと、世界に春が来るのよ!」
「へー、そうなの?」
「そうなの!」
ベラは嬉しそうに何度かくるくると踊って見せた。
「じゃ、帰りましょ!」
……もういっかい、この床を歩くのか。
そう思うと、俺は気分が暗くなった。ついでに視界も暗くなった気がした。
続く。
妖精の国、あと一回でおしまいです。
雪の女王は、本当に怖い顔をしてました。あんな悪趣味なばあさんに騙されるなんて、ザイルはどうかしてる。
ソレより、TV!
どうなるんだろう。これから年末年始、紅白とか見たい番組結構あるんだけど。ゲームできないのも困るけど、テレビがない生活ってつまんない!!!(TVっ子な私)
買ってくれないかなあ、親。
もしくは直らないかな、突然。
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