■今日の本
『この世界のぜんぶ』 ISBN:4122044472 文庫 池澤夏樹/早川良雄 中央公論新社 2004/11 ¥680
動物、植物、雨、波、空めぐりゆく季節、身近な自然との交歓のむこうに、やさしく映し出される「この世界」。宇宙の果てを見晴るかす、詩人・池澤夏樹の温かな眼差しと、美しいイラストが紡ぐ小さな詩画集。

 
あちら側は晴れ
群青の空と
純白の積乱雲

 
池澤夏樹さんの詩集です。
初めて読んだのは単行本で、すごく気に入って買おうと思いつつも、ちょっと高いなあ、どうしようかなあ、と思っていたら文庫になりました。即購入。
 
ちょっと前に読んだ『きみが住む星』も好きでしたし、こんかいの『この世界のぜんぶ』もやっぱり好きです。
どうやら私は池澤夏樹さんが好きみたいですね。
ちょっと気障っぽくて、可愛い表現を使うところがいいです。
上にちょっとだけ引用したのは「深夜の電話」という作品。
夏の詩の中に入ってます。全体的に見ても「夏」は出来がいいなあ、と思います。
あとはやっぱり「クリスマス」の中の詩。
 
私、あんなこと言われたら、苦笑しつつも頷きますよ。
 
 
大好きな人に、好きなところに栞を挟んでプレゼントしたら、素敵かもしれない。
 

57冊目/100冊

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索