今日のDQ5 (6)
2004年12月16日 今日の「DQ5」■……果たして読んでる人は楽しいのかな? まだレヌール城です。
■レヌール城 4 (テス視点)
しまった、泊まると外に放り出される宿屋のこと書き忘れた。
まあ、いいか。今回もばっちり泊まってばっちり外に放り出されました。いい思い出です。
次くらいには終わりそうですねレヌール城。
……妖精の国、まだ行ってません。今週はゲームできなさそう。
■レヌール城 4 (テス視点)
このお城の王妃だったっていう、ソフィアっていうお化けと別れてから見つけた階段をおりると、真っ暗なところに出た。
「ビアンカちゃん、今度はかくれんぼするなら先に言ってね」
「あれはかくれんぼじゃないわよ。私お化けにさらわれたの。見てなかったの?」
「……知らないよ?」
「今度はテスがさらわれる番かも……。手、つないでいきましょ?」
ビアンカちゃんと手をつないで、ボクは歩き出す。
「こけないように、足元に気をつけてね?」
「……がんばる」
手、つないだまま転んだらビアンカちゃんまで転んじゃうもんね。気をつけなきゃ。
ちょっと歩くと、すぐに明かりのあるところに出た。
「あ、結構楽にすすめたわね」
ビアンカちゃんが手を離して、あたりをきょろきょろと見回してる。そうしたら、またお化けが出た。
さっきのお化けと似てて、やっぱりちょっと豪華な服を着ている。今度はおじさん。
「こんばんわ」
挨拶したらビアンカちゃんが「また!?」って叫んでた。人に会ったら挨拶するんじゃないのかな?
「何年か前からこの城にゴーストたちが住みついてしまい……わたしとソフィアは眠りにつくこともできぬ。どうか願いじゃ!ゴーストたちのボスを追いだしてくれぬか?」
って、王様だった人は言った。
「いいよー」
そうやって、返事をしたら
「またなのね!」
って、ビアンカちゃんが叫んだ。
「何が?」
「私達二人で来てるのよ? ちょっとは私に相談してもいいんじゃない?」
「ボクらお化けを退治しに来たんでしょ?」
「そうよ! そうだけど! やっぱり物には順番があるのよ!」
「……そうなの?」
「そうよ!」
ボクが一方的にビアンカちゃんに言われているのを、しばらく王様は楽しそうに見ていた。
「台所にたいまつがあったはずじゃ。とある国の王妃様からいただいた聖なるたいまつじゃ。そのたいまつを使えば、どんな暗闇でも照らせるはずじゃ。さ、こっちじゃ」
そういって、王様はすーっと空中を飛んでいってしまう。
「ちょっと! 私達飛べないのよ! 待ってよ!」
ビアンカちゃんはそういって、王様の後を追いかけて走っていく。ボクもあわててその後ろを走った。
王様は階段の前で待ってくれていた。
「じゃ、待っててね。絶対その悪いお化け退治してあげるから!」
ビアンカちゃんは王様にそういうと、階段をおりはじめる。
「王様、待っててね。……あ! 待ってよビアンカちゃん!」
ボクもそういってからちょっと走ってビアンカちゃんについていく。
「テスー! 早くー!」
ちょっと先でビアンカちゃんが待ってくれてて、手を振っている。ビアンカちゃん、足、速いなあ。
「ここが台所みたいね」
ボクらは大きなおなべや大きなテーブルがある部屋にようやくたどり着いた。骨のお化けが二人と、料理人のおじさんがいて、お料理をしてる。なんか、あんまりおいしそうじゃない。
「あんなにいい材料によくあんなソースかけられるよね。まずそ」
ビアンカちゃんも顔をしかめてる。
「とりあえず、たいまつ探しましょ? ……たいまつって分かる?」
「分かるよ」
「よかった。分からないって言われたらどうしようかと思ってたのよ。じゃ、テスはそっちね。私はこっち」
そういって、ビアンカちゃんはおなべのほう、ボクは壁のところの壷の中を探す。
「あったよ、ビアンカちゃん」
「よし、じゃ、行くわよ」
ボクらはおりてきた階段をのぼって、お城の大広間のほうへ出た。ここでは沢山のお化けたちが、骨のお化けたちにむりやり踊らされてる。なんだかちょっと気の毒。
「ねえ、さっき骨のお化けたちが『今日はおいしい料理が出る』って言ってるのが聞こえたのよ。私、いやな予感がするのよね」
「……なんで?」
「……なんか、その材料……ま、なんでもないわ。気にしないで」
「そう?」
ボクらは階段をどんどん上る。
真っ暗なところに漸く帰ってきた。
「ここでたいまつを使うんだったわね。テス、持ってて。火、つけるから」
ビアンカちゃんが、たいまつにメラで火をつけてくれると、青白い不思議な火がついた。
「……綺麗な火ね」
「壁とかも青白く見えるよ、すごいねえ。……ビアンカちゃんもちょっと青白いよ」
「テスも青白いわよ」
「綺麗だねえ」
「綺麗ねえ」
しばらくたいまつを見つめてたけど、そうじゃなかった、お化けのボスだった、って気づいてボクらは歩き出す。
王様が座るような大きな椅子に、お化けのボスが座ってた。
「おいしい料理をあげるからこっちへおいで」
「駄目よテス、あれはうそだからね」
「うん」
「そんな事ないさ、おいで」
「……おいでって言ってるよ?」
「うそだって」
結局、これを倒すためにはどの道近くに行かなきゃ行けないことに気づいて、ボクらはボスのほうに歩いていく。
「おいしいご馳走に、お前らがなれ!」
そういわれて、足元の床が抜けた。
……落ちたら痛いだろうなあ、で、ビアンカちゃんに怒られるんだ。
続く。
しまった、泊まると外に放り出される宿屋のこと書き忘れた。
まあ、いいか。今回もばっちり泊まってばっちり外に放り出されました。いい思い出です。
次くらいには終わりそうですねレヌール城。
……妖精の国、まだ行ってません。今週はゲームできなさそう。
コメント