今日のDQ5 (2)
2004年12月12日 今日の「DQ5」■予告どおり、本日よりDQ5の冒険日記は「小説風」です。
どうせなら、オープニングから書き直します(笑)
ちょっと恥ずかしいです。
ネタバレあり。遠慮なし。妄想あり。
■オープニング〜サンタローズ (パパス視点)
…パパスの強さには惚れ惚れします。強いぜパパん!
■サンタローズ (ビアンカ視点)
ビアンカは本当にかわいいです。ウチの主人公は「ビアンカちゃん」と呼ぶ設定です。大人になっても直しません。
■サンタローズ (テス視点)
サンタローズの洞窟は次回。
■今回はここまで。
次回はサンタローズの洞窟〜レヌール城あたりを目標に。
どうせなら、オープニングから書き直します(笑)
ちょっと恥ずかしいです。
ネタバレあり。遠慮なし。妄想あり。
■オープニング〜サンタローズ (パパス視点)
「あのね、ボクが産まれるときの夢を見たよ」
そういって、息子のテスが目を擦りながら起きてきた。
「なんかねえ、お城みたいなところでね、お父さんは赤いマントで、うろうろしてたよ。お父さん、マントがとっても似合わないの。お母さんがね、テスって名前をつけてくれたんだよ。……お父さんがつけようとした名前、すごく格好悪かったんだよ。お母さんが名前をつけてくれてよかったな、って思ったんだよ、ボク」
「お城? ……わはははは、寝惚けてるなテス。目覚ましに甲板にでも行っておいで」
私は息子の言葉に内心ドキリとしながらも、彼の言葉を笑い飛ばす。テスは首を傾げてから頷くと、階段を登っていった。
その姿を見て、私はため息を付く。もしかしたら、彼にもマーサ同様、不思議な力があるのかもしれない。
暫くすると、船が港についたらしく、船員の一人が私を呼びにきてくれた。息子もひのきのぼうを引きずりながら歩いて、甲板の端にやってくる。
「忘れ物はないか?」
「うん、たぶんないよ」
「そうか。ならば行くとしよう」
これから船には持ち主だという男と、その娘さんが乗り込んできた。かわいらしい娘さんで、ちょうど息子と同じくらいの歳に見えた。
港では懐かしい顔が待ってくれていた。
「お父さんはこの人と話があるから、その辺で遊んでおいで」
「はーい」
息子は返事だけはよく、笑いながら答えている。
懐かしい話に時間を忘れていると、息子の姿が見えないことに気付いた。
「……テス?」
「あれ、さっきまで此処にいたのに?」
「外にいったんだろうか? 申し訳ないが、コレで失礼するよ」
「ああ、また寄っておくれ」
息子は外にいた。丁度スライムと戯れている。いや、戦っているのかもしれないが、ひのきのぼうを振り回す息子は少々頼りない。後ろから加勢して、スライムを蹴散らす。
「お父さんはやっぱり強いねえ」
「怪我はなかったか?」
「うん、ないよ?」
答えている息子にホイミをかけて、私は再び歩き出す。
サンタローズはもうすぐだ。
…パパスの強さには惚れ惚れします。強いぜパパん!
■サンタローズ (ビアンカ視点)
おじさまが帰ってくる、って。
お父さんのお薬を貰いに来たサンタローズで、そう聞いたの。
それで待ってたのね。おじさま、好きだもの、会いたいよね、やっぱり。
だからおじさまの家で待っていたの。今日くらいに帰ってくるっていうから。
サンチョおじさんは朝からシチューを作って待っていて、とっても嬉しそう。
そうしていたら、ドアが開いたの。おじ様と、テスが一緒に入ってきたの。あいかわらずおじ様は、背がおっきくて、強そうで、格好いい。
「だんなさま、お帰りなさいませ! ぼっちゃんもおかえりなさいませ」
直ぐに大人はつまんない話を始めるの。いっつもそうなの。
「テス、大人の話は長いから、二階で遊びましょ?」
テスは不思議そうな顔をして、それでも頷いて私の後ろにくっついてきたわ。久しぶりに会うけど、やっぱりなんだかドンくさそうな感じの子。可愛いんだけどね。
「私はビアンカ。私の事覚えてる?」
「?」
テスは首を左右に振る。
「私はビアンカ。テスより2歳年上なのよ。小さいころ、よく遊んだんだよ? 憶えてない?」
「ごめんねー、ゼンゼン憶えてないよ」
ま、小さい時のことなんて覚えてないよね。
「そうだ、本、読んであげるわ」
「うん」
引っ張り出した本、すごく難しかったの。
「これは だめだわ!
だって むずかしい字が 多すぎるんですもの!」
「そうなの?」
テスが首をかしげて聞いてきたときに、下からお母さんの声がしたの。帰るわよって。
「じゃ、テス、またね」
「うん、ビアンカちゃん、またね」
ニコニコ笑ってテスは手を振る。私も手を振り返した。それにしても、『ビアンカちゃん』だって。ずっこけるかと思ったわ。今度会ったら呼び方を改めるように言わなきゃ。
ビアンカは本当にかわいいです。ウチの主人公は「ビアンカちゃん」と呼ぶ設定です。大人になっても直しません。
■サンタローズ (テス視点)
あんまり憶えてないけれど、ここはサンタローズっていって、ボクの家があるところ。サンチョと、お父さんと、三人で住んでる家があって、町の人が沢山居るところ。ビアンカちゃんはお母さんと、隣の町にすんでいて、今日は宿屋に居るんだって。
お父さんは、朝から御用があってボクはいい子でお留守番。でも、つまんないから、外に行っていいかサンチョに聞いたら、「いいですよ」っていうから、お外に出てきたところ。
ぽかぽかのお日様で、草の匂いがする。お花がいっぱい咲いてるきれいな町だなあって思った。
最近は、これでも寒いんだって。焚き火にあたってるおじさんが言ってた。洞窟にすんでる薬屋さんは、おやかたっていう人が洞窟から帰って来ないって困ってた。ビアンカちゃんのお母さんも、その人が帰って来なくて困ってるって言ってた。
今日、お家に帰ったら、お父さんに言ってみよう、と思った。
ビアンカちゃんがボクに「ビアンカちゃんって呼ぶのをやめて」と言ってきた。他に呼び方が思いつかなかったから、どうしていいのかわからないなあ、と思った。
町の中をあっちこっち歩いていたら、洞窟に入れそうになっていた。入ったらいい子じゃなくなるのかなあ、と思った。
サンタローズの洞窟は次回。
■今回はここまで。
次回はサンタローズの洞窟〜レヌール城あたりを目標に。
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