■生徒には、等しく教育を受ける権利があります。 
 
授業で本人が寝ていたり、ぼんやりとして話を聞いていないのは、まあ(見てて腹は立つけど)本人の勝手であり、学習のチャンスを自ら減らしているのですから、まあ、自業自得です。
 
しかし、例えば授業中周りと話しているのであれば、それは自分だけでなく話している相手の教育を受ける権利を侵害していることになります。(まあ、話しているのだから、話し相手も権利放棄してるわけだが)
そして、授業中話をされると、取り合えず教師としては「やかましい」だの「うるさい」だの、名指ししたうえで「黙りなさい」などという注意をしなければいけないわけです。(私は名指しはしないんだけどね、「うるさい」っていわれた時点で、自重するチャンスくらいはあげる、という意味合いで)
すると授業はその時点で一度ストップするわけです。
 
話していない人の、貴重な授業時間がつぶれてしまうわけです。
 
話をしている人に、話をしていない人の授業をつぶしてもよい権利などというものがあるわけはないのです。
しかし、大体話をしているほうは、「話してない」だの、「他に話してる奴も怒れよ」などといって、反抗するわけです。すると、その言葉に対する自分の考えであるとか、根拠などを説明することになり、更に授業は遅れていくのです。
更に、たちが悪い相手であると「俺(私)ばっかり怒っておかしい、目の敵にして!」というようなそういう論理展開になるわけです。
人権無視、みたいな、一方的な言い分であったりもします。
 
では、話している君、キミには授業をストップさせる権利があるというのか? まじめに勉強したい人全員の、権利を邪魔するだけの理由があるというのか? 勉強している人の人権を無視しておいて、自分だけの人権を振りかざすというのは、間違っているとは思わないのか?
 
 
 
■思考する、ということは重要だと思います。
想像する、ということも重要だと思います。
 
○○したらどうなるのか、ということを想像し、その後どうなるのか思考する、そういう諸々のことが理性的にできるようになるのが、高校生くらいではないでしょうか?
勿論、中学生や小学生も、その時々に応じたレベルで思考・想像というのはすべきですが。
 
一方的にしかられて腹立たしい、とかそういうことを言っていてはいけないと思うのですよ。
そろそろ、自分がどういう立場に居て、だからこそ発生している権利であるとか、責任であるとか理解しなければいけないとおもうのですよ。
勿論、不当に権利を剥奪されたり、侵害されたら声を大にして反論するのは重要です。そのためにも、普段から、色々なことを思考するのは非常に重要なのです、想像することが重要なのです。
 
 
 
■だからこそ、自分から権利を捨てるようなことや、思考を放棄すること、想像をやめることはしてはいけないと思います。
 
「どうせ自分は馬鹿なんだから」とか「所詮○○高校の生徒だから」なんていって、最初からあきらめてはいけないのです。
高校生といえば、人生で多分最も頭のよい時期です。
大抵、このころに興味をもって覚えたことというのは忘れないものです。
だからこそ、思考をとめてはいけません。
だからこそ、たくさんのことを考え、覚え、身につけていかなければいけません。
自分から自分の可能性をあきらめてしまっては人生勿体無いですよ。
 
 
 
■自分の権利というものを、履き違えて主張することほど、格好の悪いことはありません。
 
例えば髪を染めるということは、自由かもしれない。
しかし、学校という限られた小さな組織に所属している以上、その組織のルールは守らなければいけないのです。
学校が髪を染めるなというなら、そうしなきゃいけないのです。
「どうして、髪を染めてはいけないのか」
そう思うなら、ルール改正を正面から教師や、生徒会にぶつけていくのが正しいやり方なのです。
ルールを守るからこそ、学校という組織も、所属している者全てを守るわけです。教育を受ける権利を守るわけです。色々なカリキュラムを組んで、少しでも生徒の成長のためになにかできないかと、努力しているわけです。
「○○はしたくないけれど、そっちは学校なんだから、教育は受けさせろ」という論理は実は間違っているわけです。
 
コレは社会に出てからも同じです。
いや、社会に出てからはもっと厳しいです。学校ほどルールの甘い世界はありません。
仕事中に寝ていたりしたら、それが授業のときのように毎日つづいたりでもしたら、くびになっても文句なんて言えないんですよ?
学校なら、とりあえず「起きろ」といって起こしてもらえて、うっかり毎日寝てたからといっていきなり退学にはならないでしょう? そりゃ罰則は勿論あるけれども。

 
 
 
■なんでいきなりこんな説教くさいことを日記にわざわざ書いたかと言うと、まあつまり、今日学校で非常に嫌な思いをしたのですよ。
私が当事者ではないのですが。本当に気の毒になるような話なんですよ。詳しく書くと、色々と問題ありそうな気がするので、書きませんけど。
それで、色々と思ったことを書いておこうと思いました。
本当は授業とかで言えるといいんですけどね。
そんな説教くさいこと言っても多分聞いてないだろうなあ、と思うとむなしいなあ、と思うので。(聞かれない演説ほど、寂しいものはない)
でも云わずには居られなかったからとりあえず。
 
生徒は相手が教師だと分かっている時点で、甘えてますよ。
本当はぶん殴ってやりてえ! とか思いますし、
お前は自分の人権を主張するけど、じゃあ私の人権はどこにあるんだ、と思うような暴言を吐かれたりするわけですよ。
理性的に反応するとそれはそれで切れるしさ。
もっと自分の考えであるとか、きちんと表現した上でモノをしゃべれば後悔もしないであろうに、とか時折同情を感じるような子も居ますよ、ええ。
 
しょっぱなに考えなしにキレるから、あとあと引っ込みつかなくなって困るんだぜ。もっと思考しようぜ、少年少女。
 
とかそういう気分だったので書いてみました。
 
思うままに書いたので多分文章とかおかしいんでしょうが。
このくらいにしておきます。
 
 

 

 

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