日韓戦と今月の本。

2003年5月31日
サッカー。
相変わらず、鯱からは楢崎しか出ていない。出てないよりはいいのだが喜んで良いのか?
相変わらず、マスコミ受けが甚だよろしいジーコジャパン。あんな鹿っ子エコヒイキチームなんざ私にはまったくつまらない。トルシエのほうが何をしでかすかわからなくて面白かったような気がする。素人目。
相変わらず、にわかが多いのか日本の応援はどこかちぐはぐな感じがした。確かに後半38分(だったかなんだか)にゴールされたら「もうだめかも」という気持ちになるのはわかる。だからって言って、その瞬間から日本のホームにも関わらず「テーハミング!」しか聞こえなくなるのはどうなのか。
韓国サポーターはどれくらい入っていたのか知りませんが、一瞬のうちにまるで韓国ホームのようにしたあの応援の力強さは見習わなくてはいかんなあ、と個人的には思ったのでした。
試合後になぜか楢崎のアップがたくさん映ったり、ニュースのインタビューも楢崎だけが使われたりしていましたが、あれは「失点に対するマスコミ的嫌がらせ」なのでしょうか?
あれはディフェンスが悪かったと思うんですが。どうなんですか?

まあ、ちょっと出かけていて後半の最後のほうしか見れていないのでこんなにえらそうに言ってはいけないのかもしれないのですが。一応気になったことなので言っておきます。
実況中継ありがとうあたほさん。(お出かけしていたため、メールで送ってもらっていたのです)
とっても面白かったです。
黄色すぎる楢崎とか。


で、毎月恒例今月読んだ本。
・乙一「GOTH」
・東野圭吾「予知夢」
・椎名誠「ばかおとっつぁんにはなりたくない」
・椎名誠「くじらの朝がえり」
・東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」
・東野圭吾「探偵ガリレオ」
・村上春樹「レキシントンの幽霊」
・東野圭吾「同級生」
・川那部浩哉「魚々食紀―古来、日本人は魚をどう食べてきたか」
・クニエダヤスエ「昔からある日本のすてき―和布と和紙にこだわって」
・椎名誠「あやしい探検隊バリ島横恋慕」
・三谷幸喜「三谷幸喜のありふれた生活2・怒涛の厄年」
・森博嗣「臨機応答・変問自在」
・森博嗣「臨機応答・変問自在2」
・エドワード・D・ホック「怪盗ニック登場」
・西日本新聞社社会部事件と人権取材班「容疑者の言い分―事件と人権」

以上16冊。作者順に並んでないのは単に読んだ順番に羅列したからです(笑)今月はやたら椎名誠と東野圭吾ばかり読んでいましたね。

個人的に面白かったのは「怪盗ニック登場」。
60年代くらいから書かれている小説らしくて、実際私が買ったのは今月出た再版だか新装版だかのやつなんですが、表紙の雰囲気で買って外れなかった。
ニックは怪盗なので盗むのが仕事です、でも盗むのは看板の文字とか、メリーゴーランドの中の馬1つとか、そういう意味ばっかり。実は依頼人のほうがそれを盗んでもらうことによってもっと大きな悪事を働こうとしているのをニックが見破る、というのが大体の大まかな筋です。気楽に読めるのでお勧め。13本くらい入ってるし。短編だから。

やたら読んでる東野圭吾ですが、別にものすごく好きと言うわけでもないのですよ、実は。東野さんのお話は好きなのと嫌いなのの差が私の中では激しいから。
でも「探偵ガリレオ」とその続編「予知夢」はかなりお勧め。テレビとかで「超常現象のなぞを解く!」みたいな系列の番組がお好きなら楽しめます。逆に「世界の不思議はまだまだあった」というのを純真に信じる人は読まないほうがよい。

椎名誠さんの「あやしい探検隊」のシリーズは結構好きで多分全部読んでるはずなのですが、今回のも面白かったです。でも、「アフリカ乱入」に比べると皆さんおとなしくなってしまったなあ。というなんだか奇妙な寂しさもありました。

三谷さんのエッセイはたんにHRとオケピ!の裏話目当て。でも面白かったな生瀬さんの話とか。生瀬さん大好きだ。小日向さんも。

乙一は初挑戦。この作品は確か去年だか一昨年だかに「このミステリーがすごい」の上位にいたなあ、というくらいの軽い認識で読みました。
…最初の話が結構インパクトあって、そこからどんどん慣れていってしまって、最後の話はもうどんでん返しが来るのがわかってたからそんなに「主人公が犯人かも!」という気にはならなかったですが、まさか主人公が三人称になったときにああいう性格だとは思ってなかったのである意味裏切られて面白かった。個人的には森野が大好き。

何か今月はフィクションが多かったから来月はちょっとノンフィクションを多めによみたいなあ、とかちょっと長編を読んでみようかなあ、とか思ってます。
中島らもの「ガタラの豚」が気になる。


今日はここまで。長かったなあ。

追伸。
「金魚カメラによる糸井重里の色紙137枚書き実況中継」を見逃してしまいました。非常に悔しい。
見た人いますか?

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